小咄・ネタ帳。萌えを吐露する為の隠れ家。
コメント歓迎。感想やツッコミなどご自由にv
現在、一人趙岱祭・タラシ祭並行開催中。
心の内


自信に満ちた表情。
それは、今、私が貴方を見ているからこそ浮かべられているものなのでしょうね。
うんざりしますよ。

「先程、私を見詰めていただろう?」

嬉しそうにそう言うであろう貴方に。
不思議でなりませんよ。
貴方から目をそらせない自分が…。

漣泉心の声(笑)
なんとなく落書きしてたらこんな趙雲が描き上がってさ。そしたら趙岱妄想に走っちゃって。
しかしちっこいな。
ま、僕って落書きは大きく描かないからねぇ。勘弁して下され。
あー趙岱イラスト描きたくなってきたなー。
引越し完了してから7月1日までは暇だろうからその頃にでも描きまくれたらいいなv


趙岱 comments(0) -
珍しく、髪を下ろしていた。

「お疲れ様です。どうぞ」

そう言って差し出されたのは手拭い。
鍛錬を終え、汗だくになっていた趙雲は笑顔で受け取る。
それを差し出してくれた馬岱はいつもと変わらず無表情だ。

「なんですか?」

じろじろと見ていたのがいけなかったのか、少しばかり不機嫌そうに趙雲へ視線を向ける。

「いや、珍しいなと思ってね」

趙雲はさらりと長い髪に指を通す。
さらり、さらり、何度も堪能する様に。

「ああ、先程結い紐が切れてしまったので…」
「貸そうか?」

趙雲が自分の結い紐を解こうと手をかけた。

「それで、貴方はどうするんですか」
「そうだなぁ、私が漣泉にときめいた様に漣泉も私にときめいてくれたら嬉しいな」

呆れ顔の馬岱に、趙雲はにこにこと笑顔で返す。

「結構です。部屋へ戻れば買い置きがありますから…って、だから解かないで下さいよ」

馬岱の言葉も聞かずに結い紐を解く趙雲。
くせのない髪はさらりと広がり容易く風に乗る。

「汚れますよ」
「その時は君に洗って貰おうかな」
「嫌です」
「邪険にしないでくれよ」

わざとむつけた表情をしてみせる趙雲に馬岱は溜息を吐く。

「貸して下さい。それからあちらを向いて屈んで」

馬岱は趙雲の手から結い紐を奪うと、背を向けさせ、綺麗な髪に触れた。
さらさらで、艶やかで、芯のある黒髪。

「…なんだか照れるな」

ぽつりと呟く趙雲。
独り言のつもりだった様だが、馬岱の耳にもしっかり届いている。

「照れなくていいですよ…」



ネタ帳もすっかり更新速度落ちてますなぁ。
うん、なんかイマイチ妄想が乗って来なくてさ(笑)
今回はがりがりと描いてた落描きより。
趙雲の髪を束ねる漣泉を描いたら、これ文でも良さげだと思って。
で、漣泉の心の言葉。
「髪を下ろさずとも充分ですよ…」
との事です(笑)
趙岱 - -
<2>許されぬ想い
出来るものなら関わって欲しくなかった。
だからこそ、遠ざけていたのに…。


あってはならぬ事だった。
珠蘭が魔物と通じるなど。
だが優しい青年は美しい魔物に心奪われていた。
いけない事とわかっていても、想いを殺す事など出来なかった。
その為に、彼女の糧となる子供を差し出し続けた。
彼女は魔物だから。
人の血肉を食らわねば生きていけない。
青年は罪を重ねた。
何度も一緒に遊んだ子供を、食べさせた。
罪悪感はあった。
しかし、それ以上に彼女への愛が大きかったのだ。
いつしか、血を啜る姿さえ愛しく思えるようになっていた。
自然と零れる笑み。
きっと自分は狂っているのだろう。
壊れていたのだろう。
彼女と出逢った時から。
彼女を愛した時から。
そんな時が長くは続かない事などわかっていた。
でも、心のどこかで二人が幸せになれる時が来る事を夢見ていた。
それは、当然、夢でしかなかった。
逢瀬の時も、終わりを迎える。
金色の光をまとった男が、赤い目を涙に滲ませた妹と共に現れた事で…。
目の前で割かれる彼女の肢体。
飛び散る生暖かい体液。
呆然と立ち竦む事しか出来なかった。
涙が落ちた時、青年は妹の放った術に倒れた。
金の男は、青年の魂を、魂の抜けた魔物の体に封じ込めた。
永遠に死ぬ事を許されず、永遠に珠蘭に戻る事を禁じられ、青年は小さな黒い魔物となった。
愛しい者を失った痛みと、子供を死なせた罪と、退屈な程に続く時間に苦しめられる罰が始まる。
こうして怪事件は幕を閉じた。
一人の青年の行方と、一人の少女の記憶の欠片を引き換えに。
全てを見ていた魔物の森は、いつしか静かな森へと変貌を遂げた。
その森は子供達の格好の遊び場となっていった。
子供達によれば、時折小さな動物を見かけるのだと言う。
黒い子犬ほどの生き物で、ずっと遠くから子供達を見詰めているらしい。
その瞳は泣き出しそうな程に寂しげで、孤独に満ちていて。
それなのに。
子供が近付こうとすれば姿を消し、決して近くへはやって来ない。
そばに居られるのは、赤い瞳の少女ただ一人。
子供達の輪から外れて、小さな魔物と無言の時を過ごす。
魔物が唯一心を許す少女の赤い瞳は、いつかの魔物と同じ色だった。
死を知らない魔物はいずれこの少女すら失ってしまう。

醜い魔物は、綺麗な緑色の瞳をそっと伏せた。


同族殺しで魔に堕とされた僕。
それでも君は一緒にいてくれるのかい?



ムカシバナシの続編。
こっちはココア(兄)サイド。
カカオ(妹)の記憶には残されていない金の男登場ー。
この人は基本的に表に出ない人だからカカオの記憶操作をしちゃったわけですな。珠蘭の始祖にして守護神である龍我様。こりゃ表に出るわけにはいかない(笑)
ああ、それにしてもこの兄妹切ないなー。
カカオは自分がココア殺したと思ってるし。
兄は全てを知ってるけど、下級魔物になった事で言葉が通じなくなっちゃってるしね。
因みにカカオは兄=魔物だとは思ってません。
寧ろココアと魔物の混血児だと思ってるんじゃないかな…(ぇ)
同じ色の瞳の魔物って事で。
自分が父親を奪ったと思ってるから一緒にいる、みたいな。
で、成長と共にそうではないと感付き始めるといいなー。
カカオは珠蘭族でありながら珠蘭姓を名乗ってません。
(通常は○○・珠蘭と名乗る)
実兄であるココアがとんでもない事件を起こしてしまった事を恥じて、ね。
で、カカオ・ヴァレンタインと名乗ってますん。
「ムカシバナシ」と「許されぬ想い」は過去話なんで、現在のカカオは少女じゃありません。もう立派な大人ッス。
現在のカカオさんのイラスト描いたし、近いうちに本館を更新するとしますかねぇ。

職業ショコラティエ。愛煙家(仕事中はチョコに煙草の臭いが移るからとシガレットチョコをもぐもぐ)エプロンコレクター。誕生日はエプロンを要求してくる。エプロンだけで箪笥が埋まってるという噂。ピアスも大好き。両耳にたくさん着けている。男口調。姉御的存在。紅茶店「綺姫琉」へチョコレート及びチョコ菓子を卸している。年齢不詳。以上メモ(笑)
オリジナル - -
<1>ムカシバナシ
その昔、黒い髪に鮮やかな緑色の瞳を持つ青年がいた。
いつも穏やかに微笑む青年は、赤い瞳の妹は勿論、近所の子供達に大変好かれるお兄さんだった。
青年は面倒見が良く、よく子供達の遊び相手になっていた。
それがいつの頃からか、青年は妹を避けるようになる。
他の子供とは変わらず遊んでいるというのに…。
妹は一人で過ごす事が多くなった。
その頃からだろうか。
幼い子供が一人また一人と姿を消し始めたのだ。
遊びに出かけたまま、帰って来なくなる子供。
青年は妹に言った。
「家の中で遊びなさい」と。
久しぶりに交わされた言葉。
妹は兄が自分の事を嫌っているわけではないのだと思い、笑顔で頷いたのだった。
その後も子供が消える怪事件は止まる所を知らず、王が頭を抱える深刻な問題となっていった。
そして妹は気付いてしまった。
物騒な折であるにも拘わらず、子供を伴って出掛けて行く兄の姿に。
そっと、見付からないように窺っていると、兄は子供を連れて行くのに一人で帰って来る。
一連の事件の犯人は兄なのか。
妹は信じられなかった。
だが、兄は確かに子供を連れて行っては一人で帰って来る。
初めて気付いた時も、次の日も、その次の日も。
恐らくは今日も、明日も、そうするのだろう。
怖かった。
あんなに優しい兄の笑顔ですら、何事かを企んだ薄ら笑いに見えてくる。
妹はとうとう決心した。
子供を連れた兄を追跡してみる事を。
気付かれぬよう、並んで歩く兄と子供の背を追った。
二人は言葉を交わしながら街を通り抜け、クスクスと笑いながら街外れに辿り着いて、手を繋いで森へ足を踏み入れる。

ぞ く り

粟立つ肌。
赤い瞳の少女は歩みを止めた。
だってその森は魔物の棲み家だったから。
何故、あの子供は気付かないのだろう。
誰が見ても薄暗く気味の悪い森なのに。
この森に入ってはいけないと大人達は口を揃えて言うのに。

「どうしてあの子笑っていられるの?」

おかしい。
この状況では気持ちが悪い程の笑顔。
既に狂わされてでもいるのか。
少女は竦む足を叱咤し、再び歩き始めた。
物音を立てないように。
小枝を踏まないように。
声を上げないように。
うねる獣道をどれだけ歩いたか。
恐怖で麻痺した感覚では時間などわからない。
鬱葱と重なり合う枝で光も届かない。
幾重もの葉の上には光が当たっている気配はあるが、それが殆ど遮られた森は暗く冷たく在った。
少女は前方で立ち止まった人影をじっと見詰めた。
小さな影――子供だけが数歩先へ進み出る。

が さ り が さ り

葉を掻き分ける音と共に森の奥から別の影が現れる。
長い長い髪を引き摺った女だった。
女は美しい笑みを浮かべて目前に立つ子供を見下ろした。
しなやかな腕が持ち上げられ、子供の頭を撫で、頬を撫で…‥

爪を突き立てた

少女は口から飛び出しそうになった悲鳴を押し戻すように堪えた。
両手で口を覆い、涙が溢れそうになる目を必死に女と子供へ向けた。
爪が刺さった場所から流れ出る血。
それでも、子供は笑っていた。
口元をひくつかせながら。
痛みに体を震わせながら。
めりめり、と音を立てて食い込んでいく爪。
皮下まで潜り込んだ爪は、子供の柔らかい肉を抉り出す。
女は魔物だった。
ぽつり。
雫が落ちた。
子供の涙だった。
少女の涙でもあった。
魔物を目の当たりにした恐怖と、皮下を掻き回されて尚笑う子供の哀れさに零れたものだった。
子供を見るのが辛くなった少女は兄を思い出す。
ぼやけた視界の中に見慣れた姿を見付けると、愕然とした。
こんな光景を目の当たりにして、兄は微笑んでいたのだ。
魔物が子供の肉を抉り出し口に運ぶ姿を見て、何故そんなに柔らかい表情が浮かべられるのか。
そもそも兄はどんな理由があって魔物に子供を捧げているのだろう。
大好きな兄が、許せない。
不快な思いが胸中を占めた。
息苦しい程に。
意識が薄れていくような、夢の中にいるような、妙な感覚に陥った。
足が、前に進んでいる。
手に、力が凝縮されている。
自分の動きが他人事のように感じられた。
しかし、これだけははっきりと脳に刻まれた。
放った力で兄が崩折れる姿が。

その日、少女はどうやって家まで帰って来たのか覚えていない。



久々にオリジナル書いた…。
バレンタインの頃に思い付いたオリキャラを、いい加減かたちにしようと思ってキャラデザ考えてたら過去話とかも思い付いちゃって。だらだらと書いてみました。
ちょっと昔の珠蘭(シュラン)のお話。
勿論この兄妹も珠蘭族です。
つーか、グロイんですかね?これ。

あ、ここにオリジ投稿すんの初めてじゃん。
オリジナル - -
もう少し、お休みなさい
息苦しさと酒臭さで目が覚めた。
目覚めて最初に感じたのは温もり。
そこにいたのは趙雲。
息苦しかったのは抱き締められていたから。
酒臭いのは趙雲の寝息だ。
思えば昨夜は馬超と飲む約束があった筈。
遅くまで飲んで酔った趙雲は馬岱の元へ転がり込んだらしい。

(気付かなかった…)

他の人間ならともかく、趙雲が相手だと気付かない事が多い。
それだけ気を許しているという事なのか。
そっと趙雲の腕をすり抜けて体を起こす馬岱。

「ん、漣泉…?」
「起こしてしまいましたか。必要な支度は私がしておきますのでギリギリまで寝ていていいですよ。起こしてあげますから」

静かに言うと、趙雲はふにゃ〜と笑みを浮かべて再び眠りに落ちる。
まるで母の温もりに安堵した子供の様だ。
馬岱はクスと小さく笑う。

「さて、私はのんびりしていられませんね」

幸せそうに寝ている趙雲に唇を寄せてから布団を抜け出した。
彼を目覚めさせる時間まで、あと少し。



一青窈のsunny side upを聴いていて思いついた。
…というかそのまんま(笑)
趙岱妄想に発展するのは既に病気の域ですかね。
趙岱 - -
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